子どもの安全のために:アプリに目を光らせる

子供にスマートフォンを使わせていると、暴力シーンなど不適切なコンテンツを見てしまうかもしれません。デバイスにインストールされているアプリを親がチェックする必要があります。

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スマートフォンやタブレットを汎用ゲーム機代わりにしか使わないという子供は大勢います。たくさんのゲームがあり選択肢は豊富ですが、すべてのゲームが子供向けというわけではありません。中には、暴力シーンや下品な言葉、わいせつな表現を含むゲームもあります。

そのうえ、危険なのはゲームだけではありません。どんなアプリにも、たとえ正規のストアからダウンロードしたアプリでも、望ましくない情報が含まれている可能性があります。そう考えると、子供のデバイスを時々、チェックすることは重要です(子供は嫌がるかもしれませんが)。子供と言い争わずにデバイスの安全を確保したいという保護者には、こんな方法があります – 専用のITソリューションを使えば、親子げんかしなくても子供がインストールしたアプリに関するレポートを受け取れます。

保護者のスマートフォンやタブレットを子供に使わせることがよくあるのであれば、パスワードやカード番号などの機密情報にアクセスできないようにしてください。できれば、デバイスの「キッズモード」などのオプションをオンにして、使用できる機能やデータへのアクセスを制限しましょう。このモードは独立したセキュリティ製品として提供されることも、OS自体に組み込まれていることもあります。


また、子供が使ってはいけないアプリやデータを「共有」デバイスに保存しないことも大切です。家族で1台のデバイスを共有しているなら、子供が知らない強力なパスワードを設定しておけば、保護者の個人情報が入ったフォルダーやアプリを保護できるはずです。

たいていのモバイルプラットフォームでは、たとえば、公式ストアのアプリやオンラインゲームの有料アイテムを購入するときに、クレジットカードで決済できます。うっかり購入してしまうことのないように、子供のデバイスではこの機能をオフにしておくか、利用限度額が最も低いカードを登録するといいでしょう。一番のお勧めはバーチャルカードです。これなら、重要な支払いデータが悪人の手に渡らないよう保護されます。

Kaspersky LabとB2B Internationalが過去12か月間に実施した調査によると、子供のネット利用が原因で、お金を失った、あるいはデバイスに保存していた機密情報が漏えいした保護者は全体の21%に及びます。

Kaspersky Labは、モバイルデバイスを利用する子供たちをサイバー脅威から守るための手段を提供しています。たとえば、Kaspersky Safe Browserカスペルスキー インターネット セキュリティ for Androidといった製品です。子供の保護に特化したセキュリティ製品であるKaspersky Safe Kidsは、Windows、Mac OS X、Android、iOS向けに提供されています(日本語での公開については未定です)。

また、これさえあれば子供を守れるというテクノロジーは存在しません。ぜひ子供と話をしてください。どんなに信頼性の高いセキュリティソリューションであっても、子供との会話の代わりにはなりません。親から信用されていること、何でも親に相談すればよいことをきちんと子供に伝えましょう。そうすれば、親子で率直に問題を話し合えるようになります。

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