移動中や出先での通信をのぞかれないようにするには

電車や街中で利用できる無料Wi-Fiは便利ですが、自分のデータが収集される場合もあることはご存じですか?きちんとした対策で安全に利用したいものです。

2000年代に入ったばかりの頃、バスや電車の車内では本や新聞を読む人が大半でした。それから10年以上経った今、ほとんどの人がスマートフォンやタブレットを手にして、ニュースを読んだり、LINEでチャットを楽しんだり、TwitterInstagramを眺めたりしています。

皆さんもだいたいそんな感じで、移動中にモバイルデバイスを利用していることでしょう。高スペックのモバイルデバイスがあって、インターネットに常時接続していれば、いろいろなことができます。オンラインバンキングも、タクシーの手配も、買い物も。モバイルデバイスがあれば、時間を節約できますし、暇つぶしもできます。

Wi-Fiをどこでも使えるのも便利です。公共交通機関で無料Wi-Fiを提供する都市も増えましたし、カフェやコンビニなど多くの場所でWi-Fiを使えます。移動中にだって、その時間を使って好きなことができます。積極的に、そして頻繁に利用されているWi-Fiですが、セキュリティ面が意識されることはほとんどありません。

では、無料Wi-Fiのセキュリティには、どんな問題があるのでしょうか。そもそも無料の無線接続には、セキュリティとプライバシーの両方に対する脅威が数多く存在します。どちらが怖いかと言えば直接的にセキュリティを脅かす脅威(偽のネットワークを使って貴重なデータを盗聴する「中間者攻撃」)の方ですが、この数はそれほど多いわけではありません。しかし、公衆Wi-Fiホットスポットはプライバシーへの脅威でもあります。Wi-Fi利用者のデータは収められて第三者に販売され、ターゲット型広告の表示に利用されます。

無料Wi-Fiの危険性については過去にも何度か取り上げましたが、「公衆Wi-Fiを使わない」ことは基本的に難しい、というのもよく理解できます。とにかく便利ですし、セキュリティより便利さを優先するのが人間というものです。そこで、問題にしたいのは無料Wi-Fiを使うか使わないかではなく、安全に利用する方法です。

一つの解決策は、モバイルデバイスでVPNを使うことです。VPNの詳細については過去の記事に譲るとして(読んでいない方はこちらをどうぞ)、簡単に説明すると、VPNとは遠隔地のサーバーと安全に接続するための技術です。送受信データはすべて暗号化され、通信中の安全性が保たれます。公衆Wi-Fiネットワークで誰かがのぞき見しようとしても、暗号化されたトラフィックが見えるだけで復号もできません。

ただ、公衆Wi-Fiに接続するとき毎回VPNを起動する一手間があります。当社のVPN製品「カスペルスキー セキュアコネクション」の場合は、公衆Wi-Fiに接続したことを検知すると自動的にVPNを有効にします。

カスペルスキー セキュアコネクションには、データ通信容量に制限ありの無料版と、制限のない有料版(その他追加機能あり)があります。Windows版、Mac版、Android版、iOS版をご用意しています。

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