世紀の変わり目あたりから、私たち皆の生活はインターネット上へとシフトしていきました。そのころと今とで大きく違うのは、私たちの多くが、どこかしらで提供されているさまざまなワイヤレスネットワークを日々利用しているところです。私たちは自宅でWi-Fiを使い、出かけた先々でもWi-Fiネットワークを使います。会社、病院、学校、友人宅、…スーパーに行ったときでも、近くのWi-Fiをスマートフォンが拾ったりします。
プライバシーとセキュリティを気にする人なら、仮想プライベートネットワーク(Virtual Private Network:VPN)の使用を考えたことがあるのではないでしょうか。VPNを使用することで、オンラインバンキングの情報を盗み見ようとする人たちや、あなたのインターネット上での行動を追跡しようとする広告主たちから通信を守ることができます。
VPNは機能している?
良いインターネット保護の基本は「目立たないこと」です。インターネット保護の動きが目に見えることはなく、安全は静かに保たれています。カスペルスキーのVPNアプリであるカスペルスキー セキュアコネクションも、まさにこの哲学に沿った製品です。カスペルスキー セキュアコネクションは、公共のWi-Fiネットワークを使っている場合でも、オンラインでのセキュリティとプライバシーを自動的に確保します。
ただ、接続が不安定だとVPNの保護が事実上無効となってしまい、利用しているあなたはそれに気付かないかもしれません。また、通信が途切れてから再びデバイスがWi-Fiスポットに接続したとき、VPNを改めてアクティベートしなければならず、保護に切れ目が生じてしまいます。
新しいキルスイッチ機能
最新バージョンのカスペルスキー セキュアコネクションには、接続が中断されたとき、VPN接続が復旧するまでインターネットへのアクセスを自動的に遮断する「キルスイッチ」機能が追加されています。これによって、保護されない状態でインターネットを使用するリスクが解消されました。
この機能は、有料版のカスペルスキー セキュアコネクションで有効にできます。機能がオンになっている場合、VPNが有効になっていないとデータ伝送が行われません。2020年夏の時点では、この機能をご利用いただけるのはWindowsおよびAndroidのみですが、それ以外のOSについても順次利用可能となる予定です。
その他の便利機能
このほかにも、新機能追加や機能向上がなされています。その中で、主なものをご紹介します。※以下は有料版でご利用いただける新機能です
- サーバーの追加:現在、世界24か国に物理サーバーが設置されています(これまでは18か国)。選択肢が広がったほか、接続のさらなる高速化と信頼性向上が図られています。
- AES256による暗号化:現在最も堅牢な暗号方式の一つであるAES256で、WindowsおよびMac内のデータを暗号化します。
- 新デザイン:ユーザーインターフェイスとユーザー体験が改善され、より使いやすく、より親しみやすくなりました。また、一見しただけでは分かりにくいかもしれない機能についてはチュートリアルをご用意しています。
- ダークモード:カスペルスキー セキュアコネクションのMac版とAndroid版で、人気のダークモードを選べるようになりました。
新バージョンのカスペルスキー セキュアコネクションは、こちらよりダウンロードできます(Windows、macOS、Android、iOSに対応)。無料版は端末ごとに1日あたり200MBまで(本製品からマイ カスペルスキーにログインすると1日あたり300MBまで)のデータ通信が可能です。有料版の場合、通信量の制限はありません。