アドバイス:中学生(12~14歳)の保護者の皆さんへ

中学生になると、もう親のサポートは要らないと思うかもしれませんが、こんな時期こそしっかり教えなければならないことがあります。

現代の親は、数々の難しい問題に向き合いながら、答えを出そうとしています。「PCとの付き合い方を子どもに教えるには?」「子どもの年齢に合ったソフトウェアはどれだろう?」「不適切なコンテンツを見せないように、そしてネット中毒にならないようにするには、どうしたら?」「子どものうっかりミスから、どうやってデータやお金を守ったらいい?」。こうした悩みの解決に役立つヒントを、Kaspersky Dailyではシリーズでお届けします。0~5歳の子を持つ保護者向けのアドバイスはこちら、6~11 歳の子を持つ保護者向けのアドバイスはこちらをご参照ください。子どもの年齢にかかわらず、シリーズを通してお読みになることをお勧めします。

12歳から14歳まで:自覚する時期

10代の子どもはデジタル世界をのびのびと動き回り、親の手を借りなくても新しい物事を追求していきます。この年頃までには、セキュリティの基本を身につけて、インターネットで遭遇する可能性のある脅威を判断できるようになっているのが望ましい姿です。しかし、それでもサポートや保護は必要です。子どもたちは絶対に認めないでしょうが。まだまだ、率直に話し合わねばならない問題がありますし、今後のデジタルライフを守るために使用すべきテクノロジーについても話す必要があります。

技術的な手段

  • 何よりもまず、アンチウイルスソフトウェアの利用をお忘れなく。定義データベースをきちんと更新して常にアップデートされた状態にしておくのが大切ですが、データベースアップデートの作業は子どもに任せっきりにしないでください。技術的な知識は子どもの方が持っているとしても、定義データベースのアップデートは親が責任を持って担当しましょう。
  • ペアレンタルコントロール機能は、今後もすべてのデバイスで使いましょう。気をつけたいのは、いずれ子どもがこの機能をすり抜ける裏技を身につけるだろうということ。推測しにくい、長くて複雑なパスワードを設定してください。ただし、パスワードをメモしてその辺に置きっぱなしにしないように。
  • Appleデバイスでファミリー共有機能を使っている場合は、そのまま利用を継続してください。
  • 子どもがSteam(ゲームの購入やダウンロードのためのプラットフォーム)などを使用する場合、親自身がユーザープロフィールを作り、ファミリーシェアリング機能を利用しましょう。
  • 引き続き、子どもがインターネットで何をしているのか注意を払ってください。それほど頻繁にチェックする必要はありませんが、時々親からの「安全点検」があるんだな、と認識しておいてもらいましょう。

伝えるべきこと

  • どんなことでも話しましょう。どんなに些細な内容でも、子どもの話には耳を傾けてください。ネット上の子どものプロフィールを見て気になったことがあれば、話を聞いてみましょう。覚えておいていただきたいのは、ゲーム自体は脅威でないこと、また、子どもが友達とチャットしたがるのはインターネット依存症とは違うのだということです。
  • デジタル世界の外に広がる現実世界には、子ども自身で楽しめることや、友達と一緒に遊べること、そして親も一緒になってやれることがたくさんあります。現実世界での趣味や遊びも楽しみましょう!
ヒント

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Windows Downdateは、最新バージョンのOSを古いバージョンにロールバックさせ、脆弱性が残る状態を復活させ、攻撃者がシステムを容易に侵害できるような状態にする攻撃です。この攻撃のリスクを低減するにはどうしたらよいでしょうか?