オンラインで子どもを守るための十箇条

2013年10月2日

オンラインには、マルウェア、フィッシング詐欺、ジャンクメールなど、誰もが直面するリスクがあります。ただしそこに子供が関わっていると、違った側面が生まれます。子供たちは世の中のことをそれほど良く知らないため、情報を共有したり、詐欺メッセージに反応したり、Webページのリンクをクリックしたりすることに対して用心深さに欠けることがあります。

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子供特有の危険もあります。その中には、ポルノ、暴力、ドラッグのような明らかに好ましくないコンテンツや、自傷行為や自殺を扱ったサイトなどがあります。嘆かわしいことに、ほんの数回のクリックで、そのような不適切なサイトにたどり着いてしまいます。「Peppa Pig」「Dora the Explorer」「Fireman Sam」(いずれもアニメのタイトル)など、子供が喜びそうな無害なものを検索した結果、不適切なコンテンツが表示されてしまう場合もあるでしょう。

また、子供が訪れたページにバナー広告が表示される場合もあります。コンテキストに合わせた広告を子供に配信することで、詐欺師は一体何を手に入れたいのだろうかと疑問に思うかもしれません。しかし多くの子供たちが、親のクレジットカードを使っています。これが詐欺師の主たるターゲットです。詐欺師たちはコンピューターゲームや書籍、映画、またラップトップやタブレット、スマートフォンでプレイされるゲームのアプリ内購入など、子供たちがお金を払ってほしがりそうな偽物の製品やサービスを使っておびきだそうとします。

世間をよく知っていても、テクノロジーにうとい親は少なくありません。テクノロジーを使いこなしている子供たちは大抵、そこに潜む危険には気付いていません。

何も隠さず、何でも共有

これはオンラインの安全性に関わるもう1つの側面です。今の子供たちは、「何でも共有する」文化で成長しています。ソーシャルネットワークによって、家の台所にある伝言板のようにWebを使うことができ、子供たちはそうしています。自分がどこにいるか、誰と一緒にいるか、何をしているかを写真とともに投稿し、自分たちの生活をさらけだしています。しかし台所の伝言板であれば家族や友人しか目にすることはありませんが、ソーシャルネットワークに投稿された記事は世界中の人が見ることができます。オンライン上には個人情報を悪用し、子供やティーンエイジャーのプロフィールを特定して彼らの信用を得て、現実世界で実際に会おうとする人がいるかもしれません。また、共有した写真によって仲間からいじめを受けたり、嫌なことを強制されたりするかもしれません。大人たちの多くは「何でも共有する」文化に固有の問題があることを認識できますが、子供はひとたび問題が発生しないと分かりません。

テクノロジーの世代間ギャップ

残念なことに、私たちと子供たちの間には、テクノロジーの世代間ギャップがあります。世間をよく知っていても、テクノロジーにうとい親は少なくありません。現代のテクノロジーを使えばどんなことができるかを理解していないこともあります。テクノロジーを使いこなしている子供たちは大抵、そこに潜む危険には気付いていません。

子供たちは、オンラインには良い点も悪い点もあることを理解すべきです。子供たちが成長したら、交通安全と、親のそばを歩くことの大切さを教えるのと同じことです。

監督と指導

ですから、子供が小さなうちから、子供のオンラインでの活動に関わることが重要です。そうすれば子供たちを「指導」して、オンライン体験を形作り、情報を知らせるように助けることができるでしょう。もちろん、オンラインの安全に関するメッセージは、子供の年齢に合わせたものにするべきです。小さな子供がオンラインの脅威の複雑さを理解できるはずがありません。しかし子供たちは、オンラインには良い点も悪い点もあることを理解すべきです。親と一緒に街を歩けるほどに子供が成長したら、交通安全と、親のそばにいることの大切さを教えるのと同じことです。道路を横断するときの安全性を説明することは、オンラインの世界でも重要です。有害なコードをブロックするためのインターネット向けセキュリティソフトウェアの使用、自分のデータを守るためのパスワードの重要性、個人情報を公表することの危険性などを説明するべきです。そうした説明は、子供の年齢が上がるとともに補足し、強化していく必要があります。しかし子供たちが幼いうちからセキュリティに接していれば、そうしたセキュリティ対策を邪魔だと思うことは少ないでしょう。

ここからは、子供たちのオンラインでの安全性を維持するために重要となるヒントを紹介します。

  1. 考えられる危険について子供たちと話し合う。
  2. 子供が小さなうちから、子供のオンラインでの活動に関わるようにする。そうすればそれが当然のことになり、子供たちを「指導」できる。
  3. オンラインでの体験を話すように子供を促す(特に、不快な思いや怖い思いをした場合)。
  4. 今は「何でも共有する」文化が広がっている。子供たちは個人情報の過剰な共有に潜む危険を直感的に理解することは難しい。したがって考えられる危険を詳しく説明しておくことが重要である。
  5. オンラインで何をして良いか、何をしてはならないかを定めた明確な基本ルールを作り、なぜそれが必要なのかを教える。子供が大きくなるにつれてそのルールを見直す必要がある。
  6. 保護者による管理(ペアレンタルコントロール)が可能なソフトウェアを使い、許される範囲を定める。どれほどの時間、そしていつオンラインで過ごして良いか、どのようなコンテンツをブロックするか、どのような活動をブロックするか(チャットルーム、フォーラムなど)など。保護者による管理のフィルターはコンピューターのプロファイルを複数設定できるため、子供に合わせてフィルターをカスタマイズできる。
  7. プライバシーとソーシャルメディアサイトの設定に注意するように教え、投稿した記事が友人と家族にだけ公開される設定にする。
  8. 一方は世の中をよく知っており、一方には技術的知識がある。つまり親はインターネットに潜む危険について子供よりもよく知っているかもしれないが、技術面については子供の方が詳しいかもしれない。情報を交換し、お互いに教え合うようにする。
  9. インターネットのセキュリティソフトウェアを使用して、コンピューターを保護する。

スマートフォンのことも忘れない。スマートフォンはただの電話などではなく、最新鋭のコンピューターである。ほとんどのスマートフォンにはペアレンタルコントロールの機能があり、セキュリティソフトウェアのプロバイダーは、ふさわしくないコンテンツや有害なSMSメッセージの送信者をブロックするアプリを提供している。