
46 記事
間もなく開幕するリオデジャネイロ五輪を楽しみにしているのは、スポーツファンだけではありません。サイバー犯罪者も、フィッシングメールや偽サイトなど、さまざまな準備を整えて待ち構えています。
この夏、海外旅行に出かける方も多いことでしょう。強盗やスリなど、現実世界の犯罪にも注意が必要ですが、国外にいるときもインターネット上の脅威に警戒する必要があります。
パスワードがかかっていないからといって、勝手にWi-Fiに接続するのは考え物です。他人のものを無断で拝借するのはよくないことですし、サイバー犯罪者がしかけた罠という可能性もあります。
今では商業施設や公共交通機関など、どこへ行っても無料のWi-Fiを利用できるようになりました。確かに便利ですが、サイバー犯罪者が罠を張っているかもしれません。公共Wi-Fiを利用する際のルールを8つ紹介します。
GPS、Bluetooth、Wi-Fi、CDMAの基になった技術は、なんと女優が発明したものとされています。数奇な運命を辿った女優、ヘディ・ラマーの半生を紹介しましょう。
Darkhotelは、ホテルのWi-Fiを通じて感染するという珍しい手口が注目されていましたが、最近は.rarファイルによるスピアフィッシングの活用や、Hacking Teamから流出したゼロデイ脆弱性の利用が判明しました。
EricssonやQualcommがLTE-Uという技術に取り組んでいます。他にもLTE-Aの普及が進みつつありますが、何か関係があるのでしょうか?そもそも「A」とか「U」はどんな意味なのでしょう?
壁をすり抜けて物体を検知する技術は、一昔前は一部の政府組織しか使っていませんでした。技術が進歩し、価格が下がっている今、その状況は様変わりしているようです。
米国会計検査院の報告書を、メディアが「最新型の航空機は機内Wi-Fiを経由したハッキングや乗っ取りが可能である」と解釈しています。しかし、本当にそこまで深刻な問題なのでしょうか?
「タダより高いものはない」といいますが、「無料」Wi-Fiにも本当は対価が必要なのかもしれません。ロシアのサービスプロバイダーの例を紹介します。
最近では機内でインターネットを利用できる便も増えました。でも、空の上からどうやってネットワークに接続しているのでしょう?機内Wi-Fiサービスの仕組みを紹介します。
公共Wi-Fiスポットと同じく、家庭のワイヤレスネットワークも脅威にさらされています。ここで紹介する7つのヒントを実践して、自宅ネットワークをもっと安全に使えるようにしましょう。
AndroidデバイスはiPhoneよりもセキュリティに不安があると言われていますが、実際にどのような対策をすればよいのでしょうか。今回は端末から設定できる10のヒントをご紹介します。
Kaspersky Labは、アジアの多数の高級ホテルにて7年にわたり活動を続けてきたサイバースパイ活動「Darkhotel」について発表しました。
Wi-Fiネットワークは安全でないことがしばしば。ログイン情報などを盗み取ろうと目論む犯罪者たちは、保護されていないWi-Fiネットワークへ接続しにくる人たちを、カフェやホテルのラウンジで待ち構えています。
米連邦航空局とEUの同様の機関が規制を緩め、飛行機が離陸してから着陸するまでの間、ずっとコンピューターとモバイルデバイスを利用できるようになりました。ただし、離着陸時の機内Wi-Fiの利用、テキストメッセージの送受信、通話、メールは引き続き禁止されています。 飛行中の機内Wi-Fiネットワークへの接続は以前から許可されていました。しかし、今回の規制緩和によって、こうしたネットワークに接続する人が現在より増えるはずです。そこで、飛行機でのWi-Fi利用がそもそもどの程度安全なのかという疑問が浮かんできます。 私がインターネットセキュリティについて最初に学んだことの1つは、空港のワイヤレスネットワークには絶対に接続してはいけないということです。今では、セキュリティに関心の薄いインターネットユーザーでさえ、空港のWi-Fiが危ないということを理解しているように思えます。空港のWi-Fiがそれほど危険なのだとしたら、機内のWi-Fiがそれより安全なはずはありません。 機内Wi-Fiに接続するだけで、近くに座っている悪意のある乗客に通信内容を読み取られる恐れがあります 機内Wi-Fiの危険性について、Kaspersky Labのシニアセキュリティリサーチャー、コート・バウムガートナー(Kurt Baumgartner)の考えを聞きました。 バウムガートナーは次のように述べています。 Wi-Fi自体にさまざまなセキュリティの問題があります。Wi-Fiアクセスポイントおよび接続デバイスを攻撃する手法は数多くあり、機内Wi-Fiに接続するだけで、近くに座っている悪意のある乗客に通信内容を読み取られる恐れがあります。 また、デバイスにぜい弱性がみつかるのは避けられないことですが、航空会社はWi-Fi機器を即座にアップグレードできるわけではありません。そのため、機内のソフトウェアやデバイスがぜい弱性を抱えたまま長期間使用される場合もあります。航空会社にとって、飛行機のソフトウェアとハードウェアのアップグレードが必要になったときに、フライトの合間にすばやく対応するのは簡単なことではないのです。 一部の航空会社のUSBポートと同様に、こうしたネットワークはリソースを適切に分けられるように設計されていない場合もあり、エンターテインメントシステムや、乗務員のアナウンスなどが混乱することがあります。 フライト中に電子機器を使用してはいけないという規則が、少なくとも多少はばかげていて、迷惑で、不便だということには誰もが同意するでしょう。しかし、一般的にいって、Wi-FiやBluetoothを利用した攻撃は、攻撃者が標的の近くにいるとはるかに実行しやすくなります。 さらに懸念すべきことかもしれませんが、世の中には頭のいい人がたくさんいます。このブログで紹介する研究者や、同様のサイトで毎日取り上げられている人々のことです。Black Hatなど著名なセキュリティカンファレンスの参加者もそうです。こうした人々は自動車をハッキングすることも、体内植え込み式医療機器をハッキングすることもできます。私は民間航空機のハッキングについてのレポートを少なくとも1本書きました。 こうした攻撃が仕掛けられるのは離れたところからですが、ほんのちょっとの距離です。なんとなくざっくり見積もって、ファーストクラスのキャビンからコックピットまでという程度でしょう(空を飛ぶだけでは怖さが足りないとでもいうのでしょうか)。しかし、まじめな話、機内Wi-Fiの利用は何年も前から許可されています。一番賢いやり方は、マルウェア感染やさまざまな攻撃を防ぐための対策に集中することかもしれません。飛行機での電子機器の利用が増えるにつれて、こうした攻撃に直面する可能性が高くなるからです。